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キッズだより 2月号

想像する力

 

雪の季節の到来、厳しい寒さが続いておりますが、皆さん元気にお過ごしでしょうか?私は寒さが苦手なのですが、毎年何度か親子でスキー場へ出かけます。その車中で、ある年の帰り道にこんなCDをかけてみました。

「こどもと聴く名作童話」(キングレコード、2004年)

これは朗読のCDで、あまんきみこ、松谷みよ子など、小学校の教科書にも取り上げられる作家達5人の作品が読まれています。その中で印象に残ったのが、杉みき子作「わらぐつの中の神様」です。

 雪の降る夜のこと。明日学校でスキーをするというのに、今日も夕方までスキーをしていて、まだ長靴が乾きません。おばあちゃんが孫のマサエに「わらぐつはいいど、あったかくて。」とすすめます。「やだあ、わらぐつなんてみったぐない。」「そういったもんでもないさ。わらぐつの中には神様がいなさるでね。」と、おばあちゃんが語っていきます。

 この作品は25分と少し長めですが、体が冷え切り、疲れている私達にはその様子がよく理解できて、じっと聴き入っていました。そして車中で体がだんだん暖まり、車窓から流れゆく雪景色を見ながら、いつしかお話の世界にどっぷりとつかっていました。

 耳から聴いただけのお話なのに、私はフロントガラスの向こうにお話の映像を思い浮かべることができましたれは自分の五感に強く訴えるものがあったからだと思います。雪の冷たさや雪景色など、実際に体験したことは鮮明に心に残ります。その体験から想像する力が生まれるのです。つまり、想像する力は小さな体験を積み重ねことにより身に付きます

楽しい、嬉しい、辛い、寂しいなど、たくさんの言葉を肌で感じて、想像する力を育んでいきましょう。